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zoom RSS うえのドイツ文化村(宮古島)

<<   作成日時 : 2012/05/08 22:00   >>

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 「宮古島になぜドイツ村が。。。」と思って
 しまいますが、そこにはドイツと宮古島島民
 との博愛の物語があったのでした。。。




◆行き方
「うえのドイツ文化村」は宮古島市上野宮国にあります。
宮古協栄バスの「新里宮国線」に乗り、終点「宮国」で下車、徒歩
約12分です。バスは平日7往復、土日祝日と休校期間は5往復走って
います。平良から宮国までの所要時間は約30分です。
なお、バスの行先表示は「上野一周線」となっている場合が多いので
乗り損ねないように注意してください。
バスは宮古協栄バスの営業所がある「平良」から平良市街を通って
上野宮国方面に向かうので、ホテル等が多くある市役所周辺からの
場合は、「北給油所前」か「西里通り入口」のバス停
からが便利です。ただし、宮国発18:00以降の帰りバスは市街地は
通らずに「平良」のバスターミナルに戻るので、終点「平良」から歩く
必要があります。「平良」から市役所あたりまでは徒歩で10分ちょっと
かかります。
  → 宮古協栄バスの時刻表はこちらから



1873年(明治6年)7月、ドイツの商船ロベルトソン号が中国から
オーストラリアに向けて航行中に台風に遭い、宮古島の上野宮国沖
のリーフで座礁しました。これを見つけた宮国の住民は、嵐の海に
サバニを漕ぎ出して乗組員を救助し、1ヶ月近くの間、手厚く看護して、
無事本国へ帰国させたそうです。

帰国した船長から報告を受けたドイツの皇帝ウィルヘルム一世は、
島民の博愛の心を称えるために1876年に軍艦を派遣して、宮古島に
「博愛記念碑」を建立しました。ただ、当時は情報伝達が不十分で
座礁した場所などが明確でなかったため、上野村ではなく、平良港
近くにこの記念碑は建てられました。これは今も残っています。

こうした交流を背景として、ドイツ文化をテーマとしたテーマパークを
作ろうという構想が持ち上がり、1996年に完成したのが「うえのドイツ
文化村
」というわけです。
2000年の沖縄サミットの際には、当時のドイツ首相であった
シュレーダー首相も「文化村」を訪れて話題になりました。

園内には「博愛記念館」と「キンダーハウス」という2つの有料施設
の他に、公園広場や野外ステージ、「ドイツ商船遭難の地碑」、
「シュレーダー来日記念碑」などがあり、海岸周辺に沿って遊歩道
なども整備されています。
また、近くの港からは、サンゴ礁や熱帯魚を座ったままで真近に
見ることことができる半潜水式水中観光船「シースカイ博愛」号が
運航しています。

 → うえのドイツ文化村のホームページはこちら




「宮国」バス停
 新里宮国線(上野一周線)の終点「宮国」で降りると、近くに点滅式
 信号のついた交差点があるので、そこを右に曲がります。
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ドイツ村への道
 右折したあとはそのまま道沿いに進めば、4〜5分で正面に海と
 お城風の建物が見えてきます。
 途中の交差点には宮古島名物の「宮古島まもる君」も立っています。
 (「まもる君」は宮古島のあちこちに立っている警察官の姿をした
 人形です。本にもなっています。)
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これが噂の「まもる君」だっ→画像


ドイツ村入口
 そしてドイツ村入口のメインゲートにやってきました。バス停からは
 歩いて11〜12分です。ちょっとだけディズニーランド風のおしゃれな
 門です。ここから入るだけであれば無料です。お城(博愛記念館)と
 キンダーハウスの建物に入る際にお金がかかります。
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メインゲート付近から見た博愛記念館
 メインゲートを入って眺めたメインストリートと博愛記念館です。
 残念ながら博愛記念館はお色直し中で、緑色のネットがかかって
 いました。
 実は、ドイツ村の運営は開村当初から「財団法人博愛国際交流
 センター」がおこなってきましたが、法人制度改革によって存続が
 困難になり、2012年3月末での財団の解散が決定していました。
 このため、村の存続が危ぶまれていましたが、「(株)南西楽園
 リゾート」が4月から運営を引き継いでいます。そして、いろいろと
 手直しをはじめているようです。ホームページも刷新されています。
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博愛記念館
 本来の博愛記念館はこんな感じです。
 このお城は、ドイツのライン河のほとりに今も残る古城「マルクス
 ブルグ城」を模したもので、実物と同じ大きさで建てられているのだ
 そうです。
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シュレーダー首相来島記念碑
 2000年の沖縄サミットの際にシュレーダー首相(当時)がドイツ村
 を訪れたことを記念して建てられた碑です。
 多忙なスケジュールの合間をぬって来島した首相の宮古島の
 滞在時間はおよそ2時間半しかなかったそうです。
 空港からの往復時間などを考えると、ドイツ村にいた時間は
 ほんとにわずかだったことがわかります。
 ちなみに、その際に首相が通った空港からドイツ村への道は
 「シュレーダー通り」と名付けられて、道端のあちこちに名称が
 書かれた碑があります。
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シュレーダー通り →画像


博愛記念館 内部1
 有料である博愛記念館は、8階が展望室、2〜3階が展示室になって
 います。展示室にはドイツに関する美術品やドイツの人々の暮らしに
 関する展示、マルクスブルグ城の部屋の再現、そして開村のきっかけ
 となった、ドイツ商船の難破と救助の物語に関するパネルや資料の
 展示など。。と結構ボリュームがあります。
 館内は、一見は狭そうな感じなのですが実際のお城と同じサイズな
 だけあって、一回りしてみると意外に広さがあります。
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博愛記念館 内部2
 これは「ドイツの人々の暮らし」に関する展示です。
 館内はフラッシュ禁止ですが撮影はOKです。
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博愛記念館 展望室からの眺め1
 8階の展望室からの海の眺めは最高です。宮古島の海は本当に
 どこに行ってもとても透明できれいです。海底のリーフ(珊瑚礁)が
 透けてみえ、さまざまな美しい模様を創り出していました。
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博愛記念館 展望室からの眺め2
 湾内に見える船は水中観光船「シースカイ博愛」号です。
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キンダーハウス1
 そしてこれがもう1つの有料施設である「キンダーハウス」です。
 場所としては、メインゲートを入ってすぐ右にあります。
 料金は2つの施設で別々の入場料が設定されていますが、
 共通券もあって多少割引になります。
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キンダーハウス2
 こちらは名称の通り、子供向けの展示物が中心で絵本やおもちゃの
 コーナーや、さまざまな胡桃割り人形の展示などがあります。
 ただ、ここの展示物の最大呼び物は、東西ベルリンを隔てていた
 「ベルリンの壁」の本物が2枚展示されていることで、日本で
 唯一なのだそうです。壁に描かれたさまざまなペイントや傷あとを
 見ていると、壁1枚で分断された人々の思いが伝わってきてグッと
 くるものがあり、必見です。
 これは子供向けというよりは大人向けの展示物なので博愛記念館
 の方に展示した方がいいのでは。。と思ってしまいましたが、どうなん
 でしょう。。
 おまけ: 「ベルリンの壁」は東西ドイツの国境にあったのではなく、
  当時は東ドイツの中にあった「ベルリン」が東西に分かれたため、
 「西ベルリン」と周囲の「東ドイツ」を分断するために、「西ベルリン」を
 取り囲むように立てられた壁です。東側の人々は壁に近づくことは
 できませんでしたが、西ベルリン側は自由に壁に接近できたので、
 壁の片側だけに、政治的な落書きやストリートアートが描かれるように
 なったのだそうです。】

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遊歩道
 博愛記念館の裏手側(南側)は海になっていますが、海岸線に
 沿って遊歩道が整備されています。前述のシュレーダー首相来島
 記念碑の脇から裏手に回る道があります。海岸線はごつごつと
 した岩場が多いですが、その海の透明さには驚かされます。
 また、ところどころには真っ白で美しい砂浜もあります。特にドイツ村
 に隣接して建ってるホテルの裏側は綺麗に整備されていて、
 ブーゲンビリアなどの花々がたくさん咲いています。
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遊歩道2
 途中には真っ白なテッポウユリも咲いていました。
 海の先に見えるのはシースカイ博愛号の発着所です。遊歩道
 で乗り場の近くまでいくことができます。
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シースカイ博愛号1
 近くの港からは水中観光船「シースカイ博愛」号が出ています。
 所要時間は約45分で、9:00〜15:00(夏季は16:00)の毎時00分
 (12:00は除く)に出航しています。
 この船は下を覗きこむグラスボートではなく、側面がガラス張り
 になった船底の展望室から眺める「半潜水式」と呼ばれる形式
 のものです。与那国島の海底遺跡がみられる「ジャックス
 ドルフィン」号などと同じタイプです。
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シースカイ博愛号2
 水中展望室の様子です。出航して5分くらいは甲板からドイツ村の
 景色などを楽しんだ後、展望室に入って海中を散策します。
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シースカイ博愛号3
 海中では、色とりどりの珊瑚礁や熱帯魚などが群れになって泳いで
 いる姿などを楽しむことができます。南の海の魚は色鮮やかなので
 見ていて飽きません。運がよければ、ウミガメやウミヘビなどを見る
 こともできるそうです。
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野外ステージと広場
 GW中だったこともあり、野外ステージでは、「ちびっこのど自慢大会」
 が行われていて、大変にぎわっていました。
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◇ うえのドイツ文化村 ◇
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