与那国島1-フェリーの旅

画像日本最西端の島「与那国島」にやって来ました。
与那国島は別名「どなん(渡難)」と呼ばれ
かつては渡るのが困難と言われた西の
最果ての孤島です。


◆行き方◆
与那国島へは石垣島からフェリーで行く方法と石垣島または那覇
から飛行機で行く方法があります。
フェリー「よなくに」は石垣発が水、土、与那国発が月、木に出て
います。いずれも午前10時出航で所要時間は約4時間半です。
飛行機はJTA(日本トランスオーシャン航空)が石垣発着で
毎日1往復、RAC(琉球エアコミュータ)が火・水・金・日に
石垣発着で1往復、那覇発着で1往復就航しています。



フェリー「よなくに」はフェリーにしては ややこぢんまりした感じで
とても揺れることで有名です。特に冬場の季節風シーズンと台風
シーズンは海が大荒れで別名「ゲロ船」なんていう悪名がついて
います。しかし与那国の人達からみると生活物資を運ぶ貴重な船
なので滅多なことでは運休することないそうです。

今回、このフェリーに乗ってみたかったので「行き」はフェリーに
しましたが、そんな噂をいろいろと聞いていたので軟弱にも「帰り」
は飛行機を予約してしまいました。
フェリーで往復する場合は便数が少ないのでだいたい行動パターンが
決まってくるようで、水曜か土曜に到着して5泊して次の船で帰るか、
土曜に着いて2泊して来た船で帰る人が多いとのことです。
それと島が気に入ってしまってしばらく居座ってしまう人も多いようです。

与那国島は北緯24度27分、東経122度65分にある日本最西端の
島で沖縄本島からは509km、同じ八重山諸島の石垣島からでも
117km離れています。ちなみに東京からは2100km以上もあります。
東京-稚内間でも1000km程度ですからいかに遠いかわかります。
一方、台湾からはわずか111kmしか離れておらず、時々見えたり
するそうです。


■石垣港-出航前
 フェリー「よなくに」の乗り場は 離島への高速船のりばである
 「離島ターミナル」からはちょっと離れているので注意が必要です。
 徒歩で10分くらいかかります。フェリーの名前は何故か「よなぐに」
 ではなくて「よなくに」なんですね。右の階段を昇って船内に入りますが、
 乗船員は誰もいなくて乗船券を持ってなくても乗れてしまう感じ
 でした。
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■船内の様子
 船内の客室はカーペット敷きの「大部屋」、2段ベッドになった「寝台」、
 そして屋外の甲板にある「ベンチ席」の3種類があり自由に選べます。
 迷い無く、船酔いした時に気軽に横になれる「寝台」を確保しました。
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■船内の様子2
 船内には自動販売機が2台ありました。価格は通常より10円高い
 感じで500mlのお茶が160円でした。ちなみにお茶を買ったら
 何~と「当たり」でもう一本買えました。。自販機で当たるなんて
 はじめての経験です。こんなところで運を使ってしまうなんて、と
 ちょっと落ち込み気味。。これから先の揺れと船酔いが心配です。
 販売機の横には何故か「洗面器」が。。船内には至る所に洗面器
 が置いてあって心配心を煽ります。
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■出航
 10時ちょうどにいよいよ出航です。甲板にあるベンチ席にはサンシン
 を弾きながら沖縄民謡を唄っているおじさんなども居ていい雰囲気
 です。サンシンとは沖縄三味線のことです。このおじさん、途中弁当を
 食べるために15分くらい中断していましたが、それ以外はずっと
 唄い続けてました。すご。。
 船は桟橋を離れすぐ近くにある離島ターミナルの沖を通り抜けて
 いきます。写真は沖から見た離島ターミナルです。
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■乗船券
 フェリーの乗船券です。乗るときには誰にもチェックを受けずに乗り込め
 ますが、降りるときにこの乗船券を回収されます。裏には「日本最西端
 の島 与那国 旅の証」とありますが下船時に渡してしまうのでは証には
 なりませんね。。とほ。。
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■竹富島
 しばらくすると竹富島の北側を通り抜けます。船から見る竹富島は
 本当に平坦な島で大きな波がきたら沈んでしまいそうな感じです。
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■小浜島と西表島
 ちゅらさんでお馴染みの小浜島と遠くに霞んで見えるのが西表島です。
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■鳩間島
 フェリーは鳩間島と西表島の間を抜けていきます。写真は鳩間島です。
 だいぶ波が高くなってきました。そういえば、このあたりの海を通る
 西表島の「上原港行き」や「鳩間島行き」の高速船はよく欠航していて、
 冬場は時化る場合が多いようです。
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■西表島
 西表島のすぐ横まできました。こうしてみると西表島はとても大きい
 ことがわかります。沖縄県では沖縄本島に次いで2番目に大きな島
 で石垣島よりも大きいのです。この辺りからは雲が切れて晴れ間が
 広がってきました。しかし南風がやや強くて時々大きく船が揺れます。
 石垣港を出て1時間45分くらいで、まだ半分もきていません。
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■寝台の様子
 西表島を過ぎると与那国島まで見える島は無くなり景色は大海原
 が広がるのみとなるので甲板から船室に戻りました。甲板にいた
 おじさんは「今日は穏やかな方」と言ってましたが、それでも2時間
 近く揺られていると、さすがに何となく気分が悪い感じになってきて
 横になりたい気分です。寝台室は2段になっていてカーテンで仕切
 られており、ブルートレインのB寝台のような感じです。枕と毛布も
 備えてありますが、毛布はあまりきれいではないので使う気は
 しませんでした。今まで乗り物酔いなどしたことありませんでしたが、
 ちょっと気分が悪い感じになってきました。。
 遠くにおじさんの沖縄民謡を聴きながら、しばらく横になってうとうとと
 しました。
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■与那国島1
 出航から4時間を過ぎ甲板に出てみるとすでに与那国島の横まで来て
 いました。船が着く久部良港は島の北西部にあるので船は島の北側を
 回っていきます。写真右寄りの山は与那国島で一番高い「宇良部
 (うぶら)岳」で231mあります。天気がよければ登ってみたいと思って
 います。
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■与那国島2
 さらに西に進んで久部良港に近づいてきました。灯台は日本最西端
 の西崎(いりざき)灯台です。
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■久部良港
 久部良港に入ってきました。特にターミナルがあるわけではなく、
 一般の漁港という感じです。大きな船酔いもなく無事到着です。
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■本日の宿
 久部良港から宿泊先のペンションに行き一休みです。
 やっぱり畳敷きの部屋はくつろぎます。軽い船酔い状態だったので
 しばらく横になってぼっとしてました。
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■宿からの眺め
 宿はちょっと高台にあるので、久部良の集落が見渡せます。
 こうしてみると結構おおきな集落です。天気は良くなりほぼ快晴で
 とにかく暑い!!なんと26度です。
 ペンションのオーナーの話では、冬場にこんなに天気がよいのは
 本当に珍しいそうです。でも明日からは天気が崩れる予報とのこと
 です。まぁ八重山では予報はあてになりませんが。。。
 昨日は台湾が見えたということなので、西崎(いりざき)まで行って
 みることにしました。
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■西崎灯台
 日本最西端の岬、西崎(いりざき)にある灯台と展望台です。
 西崎とかいて「いりざき」と読み、東にある岬は東崎と書いて
 「あがりざき」と読みます。日が上がる/入る岬という意味
 ですね。
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■日本最西端の碑
 灯台のさらに西側には「最西端之地」と書かれた石碑が建って
 います。
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■最西端の碑と灯台
 最西端の碑から灯台を眺めたところ。碑の裏側には各都市との
 距離が書かれていました。石垣117km、那覇509km、
 東京2112km、台湾111km だそうです。
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■本当の最西端の地?
 最西端の碑からさらに西側を眺めたところ。ここが本当の西の端
 の陸地部分です。昨日は台湾が見えたとのことでしたが今日は
 見えないようです。う~む残念!
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■西崎から久部良港方向
 西崎から久部良港方向を眺めたところです。生えている樹木など
 が南国の雰囲気で日本ではない印象を受けます。
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■久部良港
 久部良港の様子。乗ってきたフェリー「よなくに」が停泊しています。
 明日の朝には石垣島に向けて出航してしまいます。時刻はまもなく
 夜7時ですがこの明るさです。東京辺りと比べて2時間近く日が長い
 感覚です。
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与那国島久部良
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