与那国島4-海底遺跡見学

画像与那国島4日目、今日も朝から曇天
で昼からは雨になりました。今日は
話題の「海底遺跡」を見てきました。



与那国島に行こうと思ったのはこの「海底遺跡」を見てみたかった
というのが大きな理由の1つです。ただダイビングはできないので
見ることは無理かと思っていたところ、観光船でも見ることができる
らしいという情報を聞いて与那国行きを決めたのでした。


◆海底遺跡を船でみるには?
 海底遺跡を見られる船は2社が運行しているようです。
 1つは海底遺跡を発見した新嵩喜八郎がプロデュースする
 高速半潜水艇「ジャックス・ドルフィン号」、もう1つは民宿
 「もすらのたまご」が運行する海底遺跡グラスボートです。
 「ジャックスドルフィン」号は下を覗き込むグラスボートではなく、
 水中の船室から横のガラス越しに見る形になるので、楽な姿勢
 で遺跡をみることができて船酔いもしにくくお勧めです。
 ただ海中の船室内は閉塞感が強いので逆に酔いやすい人が
 いるという話もあるようです。どちらも基本的に毎日運航していますが、
 一定人数以上集まらないと欠航になるので注意が必要です。
 私も「もすらのたまご」に電話したら、他に予約が入っていないと
 いうことで今回はジャクスドルフィン号にしました。



「海底遺跡」は与那国島の南部、新川鼻から少し沖合の海底に
あります。1986年与那国島のダイビングマップを作るため
に潜水調査をしていたダイバーにより偶然に発見されました。
発見以来、「人工的な海底遺跡説」と「自然地形説」に分かれて
議論が行われていますが結論は出ていません。

「人工的な構造物説」に立つのは琉球大学名誉教授の木村政昭氏
のグループなどで、この説はさらに「古代文明遺跡説」と「中世
遺跡説」に分かれるそうです。「古代文明遺跡説」であれば一万年
以上も前の世界最古の遺跡となりますが、古代文明が存在して
いたことを示す他の構造物などは見つかっていないなどの疑問点
が多々あります。
一方、「自然地形説」は同じ琉球大学理学部教授の中村衛氏など
が唱える説で、マグマの冷却時に規則的な亀裂が発生して、それに
沿って岩石が侵食される「方状節理」という現象によって人工的に
見える地形が生み出されることを説明しています。

さて実際にこの目で見てきた感想は。。。
確かに自然に出来たにしては整備されすぎている階段やテラスと
いわれている部分は人工的につくられた遺跡のように見えます。
ただ階段といわれる石の段はとても大きくて人間が歩いて登ったり
降りたりすることは困難な大きさです。またテラス部分も地形の傾斜
に沿ってかなり傾いていて歩くのは難しいようです。
そして何よりも感じたのは、与那国島の北部にある「ティンダハナタ」
のような丘の上に大きな岩が乗っかった不思議な地形や、近くの
立神岩(たてがみいわ)のような直角に切り立った人工物のような岩
などを見てしまうと、この遺跡が自然に出来たものであっても不思議
ではないかな。。という気分になってしまいます。それだけ与那国の
自然は不思議で雄大で変化に富んでいるということかもしれません。

でも、ロマンあふれる古代遺跡説も捨てがたいので、あまり学術的な
調査は進めずに、このまま古代遺跡説をずっと残して夢を消さないで
おいて欲しいなぁと勝手に思ってしまいました。不思議な遺跡物を
この目で実際に見ることができたことの喜びが大きくて感動的という
のが本音です。


■久部良港のジャックスドルフィン号
 電話で予約した時に「出航の15分前までに船のところに集まって
 ください」と言われたのですが15分前に行っても誰も。。。
 10分前でも誰も来ず、「集合場所間違えたか。。」とちょっと不安に
 なったところで観光バスと乗船スタッフを乗せた車が到着。。
 遅れてきたことを誰も気にしている風はなく乗船手続きを開始しました。
 さすが「うちなーたいむ」です。
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■久部良港からの出航
 何だかんだで予定時刻から15分くらい遅れてやっと出航です。
 でも誰も気にしていません。。雨が降ってきました。
 船は40人くらい乗れる感じですが、ツアーの団体がいたため、
 ほぼ満席でした。遺跡のスポットに到着するまでは船上にて
 遺跡の説明を受けたり景色を楽しんだりして過ごします。
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■海底遺跡1
 20分ほどで遺跡ポイントに到着すると海中の部屋に移動して
 遺跡の見学が始まります。
 では海底遺跡の写真を何枚か。。ただ当日は雨で海中は薄暗くて
 あまりはっきりは写っていませんのであしからず。。肉眼ではかなり
 よく見えてました。逆にいえば雨で薄暗い空の下の海中でフラッシュ
 無しなのにこれだけ写ったというのは、いかに与那国の海がきれいか
 を物語っているかと思います。
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■海底遺跡2
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■海底遺跡3
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■海底遺跡4
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■海底遺跡5
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■海底遺跡6
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■帰りの船上-比川集落の沖合
 遺跡の見学を終えて船は久部良港に戻ります。雨がだいぶ強く
 なってきました。比川集落の沖合を通りますが雨で霞んでいて
 よく見えませんでした。天気がよければ「Dr.コトー診療所」など
 もよく見えるそうです。
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■帰りの船上-西崎沖のMy最西端地点? 
 遺跡は島の南部にあるので船は西崎の沖を回り込みます。
 ここは日本最西端の西崎のさらに西の沖なので、今いる場所が
 自分の中での「最西端の場所」ということになります。何か感動!!
 見えているのは西崎の岬と灯台です。波がかなり荒くなって船が
 時々大きく揺れ、揺れるたびに悲鳴が上がります。
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与那国海底遺跡
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