斎場御獄(せーふぁうたき)

画像斎場御獄(せーふぁうたき)は琉球王国に
存在した聖地の中でも最高の聖地
とされる神聖な場所です。



◆行き方◆
斎場御獄は南城市にあります。
那覇バスターミナルから38系「志喜屋線」に乗って約60分
「斎場御獄入口(せーふぁうたきいりぐち)」で降ります。
降りたところに知念郵便局がありますので、その脇の道
を登っていくと約10分で着きます。バスは40分~60分毎
に走っています。
38系バス時刻表はこちらです。
 <下り> 平日 土曜 日祝日 <上り> 平日 土曜 日祝日
運賃表は こちら 



沖縄で御嶽(うたき)とは神が降臨し鎮座する聖域のことを指し、琉球
開闢(かいびゃく)神話の中では、この国が七つの御嶽から出来たと
伝えられています。開闢とは世の中の始まりのことです。
これらの御嶽のうちの1つが斎場御嶽ですが、斎場(せいふぁー)とは
「霊威の高い聖なる場所」という意味で七つの御嶽のなかでも最高の
聖地とされているそうです。

当時、一般の人たちは入り口までしか入る事を許されず男子禁制の地
であったため、国王でさえ途中までしか行くことができなかった程の
神聖な地だったそうです。どうしても入る必要があった際には女装して
入ったそうです。国王が女装というのは可笑しいですね。
本土の社寺や霊山などの聖地といわれる場所が女人禁制であるのに
対して、沖縄の御嶽では男子禁制であるのは興味深いところです。
これは琉球ではノロ(祝女)と呼ばれる女性の神職が存在していたこと
からもわかります。ノロは琉球王府が任命する女性の司祭官で、琉球
の神々と交信することができる存在であり、祭祀の間はその身に神を
憑依し、神そのものになる存在とされていたそうです。つまりは琉球王国
では女性の方が男性より、より神に近い存在と考えられていたために
神聖な場所には女子しか入れなかったということのようです。この辺りに
ついていろいろ調べていくと面白くて興味はつきません。

■斎場御獄への道
 バス停「斎場御獄入り口」で降り、郵便局の脇の道を登っていきます。
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■入り口「緑の館・セーファ」
 斎場御獄への入り口です。ここには斎場御嶽や南城市の歴史、沖縄
 の精神文化が分かる展示コーナーや休憩所があります。
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■世界遺産の登録記念碑
 2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の9つの施設のうち
 の1つとして世界遺産登録されています。
 入り口のところに世界遺産であることを示す石碑が建っています。
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■御門口(うじょうぐち)
 記念碑から少し進むと「うじょうぐち」に着きます。ここが斎場御嶽の
 入口で、神社でいえば拝殿にあたる場所です。当時はここから先に
 入ることができたのは王府関係者に限られていました。
 ここにくるとなぜか凛とした気持ちになります。ここから登りの石畳道が
 続きますが、前日に雨が降ったために濡れていてすべることすべること。。
 ウォーキングシューズを履いていましたが掴まり棒に掴まっていないと
 滑って前に進めない感じでした。
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■石畳道
 こんな感じの石畳道をしばらく登っていきます。掴まるところがない場所
 は石畳の脇の土の部分を登っていかないと危険な感じです。帰りの下り
 はさらに危険で大変でした。
 石畳の道は木々の間から差し込む光が明暗を作り、静寂な空間が辺り
 を包んでいて敬虔な気持ちにさせてくれます。
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■大庫理(うふぐーい)
 最初に現れる礼拝所です。大庫理とは大広間という意味で、写真では
 判りづらいですが、前面には磚(せん)が敷かれた祈りの場(うなー)が
 あります。神女たちが琉球王国の繁栄をここで祈ったそうです。
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■砲弾池
 御獄の拝所とは関係ありませんが、大庫理からさらに進んだ参道の
 脇に「砲弾池」と書かれた場所があります。沖縄戦時に米軍の大砲が
 着弾した跡で大きく窪んで池のようになっています。
 改めてここで地上戦が行われたことを実感し、心が痛みます。
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■寄満(ゆいんち)
 寄満(ゆいんち)とは、首里城では国王のために食事を作る厨房を意味
 します。斎場御獄にある場所の名前は、首里城内にある建物や部屋の
 名前が使われています。いかに神聖な場所であったかがわかります。
 当時は、ここには国内外からの海幸・山幸が集まったので、「豊穣の
 寄り満つる所」という意味で寄満と呼ばれたと考えられています。また
 ここにはその年の吉兆を占う馬の形をした石(うまぐゎーいし)が置かれて
 いたとのことです。
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■三庫理(さんぐーい)
 斎場御獄といえばこの写真というくらい有名な三角形の洞門の奥が
 三庫理(さんぐーい)と呼ばれる拝所です。この洞門は約1万5千年前
 におこった地震の断層のズレからできたと言われています。
 洞門の奥は光が射し込んで輝いていて、何とも神秘的で神聖な空気
 に包まれた不思議な空間です。「気」を感じさせるような霊気を感じます。
 ここでしばらくぼ~っとしていました。
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■久高遙拝所(くだかようはいじょ) 
 三庫理のすぐ横にある拝所です。ここからは海と、神の島と呼ばれて
 いた久高島がよく見えます。逆光で何も考えずに写真を撮ったため、
 海と久高島が写ってませんでした。。とほ。。
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■貴婦人様御休み所
 洞門の右側の三角岩には「貴婦人様御休み所」といわれる空間が
 あります。貴婦人様と「様」が付いているところに、御獄における女性
 の位の高さを感じます。ただ、ここは男子禁制の場なので貴婦人様
 しかいなかったのでは。。?
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■チイタイイシ
 三角岩のさらに右には、二本の垂れた鍾乳石があります。そして
 その下には壺が置かれて鍾乳石から滴る水を受けています。
 この水は御水(うびぃ)と呼ばれ、再生効果のある天からの霊水と
 されていたそうです。また壺の水量によってその年の豊凶を占って
 いたとされています。
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斎場御獄
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