来間(くりま)島

画像来間(くりま)島は宮古島の南西1.5kmに
浮かぶ小さな島で1995年に完成した
「来間大橋」によって宮古島と繋がって
います。


◆行き方
来間島へは協栄バスの「与那覇・嘉手苅(かでかり)線」の一部が
乗り入れています。バス停名は「来間(くりま)」で島の集落の中に
あります。ただし来間島を経由するバスは1日2本しかないので注意
が必要です。他の行き方としては同じ「与那覇・嘉手苅線」の
「洲鎌(すがま)」で降りて歩いて大橋を目指す方法があります。
洲鎌から来間大橋のたもとまでは約2kmなので20分もあれば
着くことができます。ただし橋は1,690mの長さがあり、渡り
終わってから集落まではさらに約1kmあるので、片道で約5km
ほど歩くことになります。往復10kmの歩きはちょっときついので
行きか帰りは来間島経由のバスに合わせるのがよいと思います。



来間島の面積は2.8平方km、人口約200人の小さな島で宮古島
とは全長1,690mの来間大橋で繋がっています。来間大橋は沖縄
県内では沖縄本島北部にある「古宇利大橋」の1,960mに次いで
2番目の長さがあります。

実はこの橋の道は種別としては「農道」に分類されていて、農道に
架かる橋としては日本一長い橋なのだそうです。「農道」というのは
乗用車やバス、トラックなどが走ることを目的としている「一般道」では
なくて、耕耘機やトラクターなどの農業用機械が通ることを主たる目的
とした道路のことで、大きな違いは一般道は『国土交通省』が主管
なのに対し、農道は『農林水産省』が主管となるのだそうです。
とは言っても見た目は何の変わりのない「道」であって、農道といっても
自家用車も通れるので我々利用者からみると何も変わりはないの
ですが。。。

来間大橋の上から眺める海はどこまでも青く透明で美しく、見る角度
によって絶えずその色が変化していってハッとさせられる瞬間が
続きました。橋を歩いて渡っている人など他にはいませんでしたが
島を訪れる際にはぜひ歩いて渡ってみることをお勧めします。。
また来間島はほとんど観光化されておらず、訪れる人もあまり多くなく
素朴でのどかな景色が広がっている素敵な島でした。
特に島の展望台から眺める来間大橋の曲線と蒼い海が創り出す風景
は本当に「絶景」で一見の価値があります。

今回は来間大橋の宮古島側たもとにある「皆愛(みなあい)」で
バスを降り歩いて来間大橋を渡って来間島を散策してみました。


■「皆愛(みなあい)」バス停
 平良からバスに乗って約20分で「皆愛(みなあい)」のバス停
 に着きます。このバス停は来間島経由のバスしか通らないので
 このまま乗っていけば来間島まで行けるのですが、歩いて橋を
 渡りたかったのでここで降りてみました。
 皆愛という地名がいい感じです。バス停の横には大きなリゾート
 マンションが建っていました。
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■来間大橋1-宮古島側入り口
 来間大橋の宮古島側入り口です。農道というだけあって通る車
 は少なくて、橋の両側を眺めるために道路を横断する際にも
 車がほとんどないので安心です。ただ耕運機やトラクターは見かけず
普通の道でした。。
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■来間大橋2-橋上から宮古島方向
 しばらく進んで宮古島方向を眺めたところです。海が透明で底が
 透けてみえるので、このようなまだら模様があちこちに見えます。
 宮古島側の海岸には白い砂浜が続いています。この先には
 宮古島でもっとも有名な「前浜ビーチ」があります。宮古島の
 ビーチはどこも真っ白な砂浜が続いていて輝いています。
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■来間大橋3-来間島方向
 橋の中間あたりの一番高くなっている場所から来間島方向を
 眺めたところです。下り坂が描くカーブが美しい眺めです。
 先にみえているのが来間島です。
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■来間大橋4-宮古島方向
 振り返って宮古島方向の眺めです。こちらも美しい曲線を描いて
 います。こうしてみると宮古島には高い山はなく平坦な島である
 ことがわかります。
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■来間大橋5-橋と海
 来間島までかなり近づいた場所の橋の下の様子です。
 本当に透明な海です。
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■来間大橋6-来間島側入り口
 1,625mの橋を渡り終えました。こちら側はひらがなで「くりま
 おおはし」と書かれています。いろいろな橋を渡ってきましたが、
 なぜか、一方の入り口は「漢字」、もう一方の入り口は「ひらがな」
 で橋の名前が書かれているパターンが多いように感じます。
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■来間島展望台1 大橋の眺め
 来間大橋を渡ると集落までは急な上り坂になります。その上り坂を
 登ったところに「来間島展望台」があります。ここはちょっとした公園
 になっていて小さな東屋(あずまや)などもあるので休憩にはちょうど
 よい場所です。ここからみる来間大橋の眺めは本当に「絶景」です。
 しばし見とれてしまいました。碧い海に架かる白い橋は本当に格好
 の良い姿をしています。沖縄でみた「古宇利大橋」や、昨日みた
 「池間大橋」と同じように中央付近がかなり高くなっています。これは
 橋の一部を高くすることで大きな船も橋の下を通れるようにしている
 のだそうです。
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■来間島展望台2 大橋の眺め(縦)
 来間大橋の縦の写真です。このあたりでちょうど晴れ間が広がって
 きたので空を入れてみました。晴れてくると海の青さがいっそう
 引き立ちます。
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■来間島展望台3 来間港
 来間島の唯一の港である来間港です。ここからはグラスボートも
 出ていました。それにして何と表現したらよいか分からない海の
 色です。青というより碧というイメージの色ですが、海底が透けて
 いて色々な色が混じり合っています。碧が実際どんな色なのかは
 よくわかっていませんが青より濃くて透明感のある感じです。
 来間大橋の上からも感じましたが海の透明度は抜群です。
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■竜宮城展望台 
 大橋からの展望台への道をさらに進むと、島で唯一の観光施設
 と言える「竜宮城展望台」があります。なぜ竜宮城なのかはよく
 判りませんでしたが、ここには駐車スペースとおみやげ品を扱う
 売店などもあります。竜宮城をイメージした建物は3階建てで3階
 部分から眺める景色は最高です。
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■竜宮城展望台からの眺め1
 来間大橋方向の眺めです。橋までの距離はだいぶ遠くなりましたが、
 ここからでも美しい曲線を描いています。空はまた曇ってきましたが
 海は青く輝いています。
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■竜宮城展望台からの眺め2
 展望台から正面の宮古島方向の眺めです。正面に見える白い
 砂浜は宮古島で一番美しいビーチと言われる「前浜ビーチ」です。
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■竜宮城展望台からの眺め3
 展望台から海とは反対の集落方向の眺めです。家がぽつぽつと
 建ち並んでいる感じであまり密集していません。ここが島で
 唯一の集落です。
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■畑の道
 集落を離れるとさとうきびなどの畑が続きます。こんな畑の中の
 まっすぐな1本道をのんびり歩いていると、頭の中には森山良子
 の「さとうきび畑」の歌が流れてきます。。
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■スムリャーミャーカー
 そんな畑の道ばたに忽然と石で囲まれた小さな森のような場所が
 現れました。これは「スムリャーミャーカー」と呼ばれる石造りの
 墳墓だそうです。
 来間島には宮古島から来た3兄弟が来間島を再興したという言い
 伝えがあって、その3兄弟の子孫がスムリャー(長男家)、ウプヤー
 (二男家)、ヤーマスヤー(三男家)と言われています。
 そのうちのスムリャー家の墓で、「ミャーカー」とは大きな墓を指す
 言葉だそうです。大きさは横9m、縦6.5mで高さは2.3mあり、
 見つかっている副葬品などから15世紀には造られていたと考えら
 れています。
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■タコ公園への遊歩道
 来間大橋を渡ってから坂を登る手前に「タコ公園」と呼ばれている
 公園へ入る細い道があります。あまり目立たないので見逃して
 しまいそうな細い道です。私も登って行くときには気づかず、集落に
 ある案内板で存在を知って帰りに寄ってみました。
 細い道を進んでいくとしだいにうっそうとしたジャングルのような
 雰囲気になっていきます。何となく霊気のようなものも感じて、ひとり
 で歩いているとちょっと不気味で怖い感じの遊歩道です。
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■タコ公園
 そんな道を10分近く歩くと突然視界が開けて大きなタコが目に
 飛び込んできます。本当に「タコ」公園です。なぜこんなところに
 こんなものが。。という感じです。訪れる人はほとんどいませんが
 青い海の眺めがきれいな穴場スポットかもしれません。
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来間島
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