東平安名崎(ひがしへんなざき)

画像 今日は宮古島にきて初めて良い天気
になりました。宮古島の南東に延びる
半島「東平安名崎(ひがしへんなざき)」
に出かけました。


◆行き方
東平安名崎は宮古島市城辺字保良にあります。東平安名崎の岬
まで行くバスはなく、最寄りのバス停は「新城吉野保良線」の終点
「保良(ぼら)」となります。平良から保良までは約40分かかります。
そして保良のバス停から岬の入り口までは約3kmあって徒歩で
40分くらい、そこからさらに岬の先端にある灯台までは約2.5kmで
徒歩で35分くらいかかります(トータルで徒歩約75分)。
歩くにはちょっと辛い距離ですが、途中の道は広大な草原が広がって
いて半島部分は遊歩道が整備されているので、のんびり歩いて
往復するのもよいと思います。



東平安名崎は宮古島の南東部分に突きだした長さ約2km、幅は
最大160mの細長い半島です。半島全体が公園化されていて
緑の草原が続いてたくさんの草花が生い茂る美しい公園です。
また幅が最大でも160mと狭いので太平洋と東シナ海の海が常に
見え、その海が本当にどこまでも透明で光り輝いていました。

こんなに透明な海は初めてみました。座間味島、石垣島、竹富島
などのきれいな海をいろいろと見てきましたが、透明という意味では
宮古島の海が一番という気がします。さすがに「世界一きれいな海」
と言われているだけのことはあります。
この岬一帯には200種類以上の植物が茂っているそうですが
特に白いテッポウユリが有名で4月中旬~下旬にはテッポウユリ
の白で草原一帯が埋め尽くされるそうです。季節的にはちょっと
早かったのですが、すでに部分的に咲き始めていました。

ガイドブックなどには東平安名崎は「日本百景」に選ばれていると
書かれたりしていますが、実際には日本百景でも新日本百景でも
ありません。長い間アメリカ統治下にあったためか、どちらの百景にも
沖縄県の観光地は含まれていないようです。で何と間違えられている
のかと調べてみたら、1989年に選定された「日本の都市公園100選」
のようです。これには「美ら海水族館」のある国営沖縄記念公園と
東平安崎公園が選ばれています。



■東平安名崎への道
 「保良」のバス停を降りて東平安名崎を目指します。バスを降りた
 あたりは細い道が入り組んでいますが、岬への広い道へ出ると
 あとは草原の中の一本道をひたすら歩き続けます。途中の道は
 こんな感じです。
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■東平安名崎公園入口
 歩くこと約40分で東平安名崎公園の入口に着きました。ここからが
 半島の中となり、車が通る道とは別に遊歩道が設けられています。
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■東シナ海側の海岸
 半島に入ってすぐの東シナ海側の海岸線です。それにしても
 透明できれいな海です。風が強くてやや強くて沖に見える白波が
 鮮やかですが、海岸線は穏やかで透き通っています。
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■東シナ海側の海岸2
 近くを見るとその透明さがよくわかります。海の底がそのままはっきり
 と見えています。水の存在を忘れてしまうかのような感じで、とても
 不思議な眺めでした。
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■岬への道
 岬に向かう道は草原の両側に青い海が広がり、とても快適な遊歩道
 です。駐車場はこの先の半島の真ん中付近にあるのでこの辺りは皆
 車で通りすぎてしまうため歩いている人などほとんど(いやまったく)
 いなくてのんびりと歩くには最高の道です。
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■テッポウユリの群生
 所々でテッポウユリの花が咲き始めていました。見頃は4月中旬
 から下旬だそうで、白い花で一面が埋め尽くされるそうです。
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■花の咲く草原
 岬が近くなってきて先端にある灯台がはっきりと見えてきました。
 辺り一面は緑の草原が広がり、ところどころに花が咲いています。
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■平安名崎灯台
 岬の先端には平安名崎灯台があります。高さは地上部分で24.5m
 あり海上からの高さは43mだそうです。半島は平坦なので遠くから
 でも灯台がよく見えるのですが、逆に見えるのにいくら歩いても
 近づかない感じで大変でした。
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■岬からの眺め
 岬の先端部分からの眺めです。左側が東シナ海、右側が太平洋
 です。どこが境目なのかわかりませんが。。透明な海なので海の下
 の地形がよくわかります。大きな岩が沖に続いていて浅瀬になって
 いるようです。そしてその先に少しだけ深くなっている場所があって、
 その向こうは大きな岩が海底にあって円形の浅瀬になっているよう
 です。
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■マムヤの墓
 岬の先端近くには「マムヤの墓」と書かれた大きな石(墓)が
 あります。マムヤとはその昔に岬近くに住んでいたといわれる
 絶世の美女の名前だそうです。マムヤは妻子ある男性と実らぬ
 恋に破れて絶望し、岬の断崖から身を投げて命を絶ったという
 伝説が残っているそうです。そしてその美しさ故に不幸せを
 背負ったことを悔やんで、村の娘達だけは同じ目に合わせたく
 ないという思いから『この村には美しい娘が生まれないように』
 と神に祈って身を投げたため、以後この保良村には美しい娘が
 生まれていない。。。と言われているそうです。
 悲しい話ですがこの辺りの人にとってはちょっと迷惑で「余計な
 お世話」の話だと思ってしまいました。
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■岬からの眺め2
 岬から東シナ海側の海岸線を眺めたところです。大きな岩が
 たくさん点在していて不思議な風景を創り出しています。
 これらの岩のほとんどは、1771年の明和の大津波によって
 運ばれてきた岩だそうです。こうした風景を目の当たりにすると
 津波の恐ろしさを痛感します。
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■保良漁港1
 岬からすこし戻った東シナ海側に保良漁港に降りる道があります。
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■保良漁港2
 港の中の海の様子です。港内なのに海はとてもきれいです。
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■保良漁港3
 断崖の上から眺めた保良漁港です。美しい海が前面に広がって
 います。沖合には浅瀬があってまわりを白い波が取り囲んで
 いる様子がよくわかります。天気は良いのですが風が強くて
 けっこう白波が立っています。
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■東平安名崎公園入口
 岬の公園入り口まで戻ってきました。入るときに「東平安名崎公園」
 と書かれていた看板の裏には「また んみゃ~ち」と書いてありました。
 「んみゃーち」とは「いらっしゃい」という宮古方言なので、「また
 いらっしゃい」という意味ですね。
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■保良川(ぼらがー)ビーチ
 保良のバス停と東平安名崎の間には保良川(ぼらがー)ビーチ
 という砂浜があります。保良川という名前ですが川はありません。
 宮古島は珊瑚の島なので雨はすぐに地中に吸い込まれてしまう
 ため、海に流れ込む川が1本もないそうです。それがどこまでも
 透明な海を創り出している大きな理由なのだそうです。
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■保良川ビーチ2
 ここも東平安名崎と同様に美しい眺めの海岸です。ここから見える
 海は太平洋ということになります。
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■保良川ビーチ3
 白い砂浜には波が創り出す不思議な模様がついていました。
 訪れる人が少ないのでそのまま残っていて何かとても感動的な
 眺めでした。
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■保良川ビーチ4
 ビーチの横の高い場所に展望台があります。ここからはビーチと
 東平安名崎方向がよく見えます。遠くの半島の先端に灯台が
 かすかに見えています。あそこまで行って帰ってきたわけです。
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■保良バス停
 そして「保良」のバス停に戻ってきました。とても長い徒歩の旅
 でしたが、途中は美しい眺めの場所が多く、のどかな田園風景
 が広がっていてあまり疲れを感じない快適な旅でした。
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東平安名崎
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