島唄の風6-下地 勇

沖縄で活躍するお気に入りのミュージシャンとその曲を紹介する
「島唄の風」、今回は宮古島出身の下地 勇です。

◆下地 勇(しもじ いさむ)                    
下地 勇は1970年に宮古郡平良市(現在の宮古島市平良)で
生まれたシンガーソングライターです。1999年に父親の還暦
祝いに作ったデモテープが話題を呼んで宮古島内外に広がった
ことをきっかけに音楽活動を開始したそうです。そして2002年
にはCDを発売し、2004年にはメジャーデビューを果たしました。
私は沖縄に来るまで彼の存在を知りませんでしたが沖縄本島
のCDショップなどでも大きく採り上げられていて、試聴コーナー
でその歌声を聴いて気に入ってしまいました。そしていろいろと
調べていくうちに宮古島だけではなくて沖縄全体で知名度が
高いことを知って驚きました。

下地勇はその全曲を宮古方言で歌っています。はっきり言って
対訳なしには何を言っているのかほとんど、いやまったくわかり
ません。でもその温かくてやさしいメロディーに惹かれるものを
感じます。

宮古の方言は本当に何を言っているかわかりません。宮古島で
お年寄り達が話しているのを聞いていると、まるで異国にいる
ような感じです。八重山地方の与那国島あたりも方言が強くて
よく判りませんでしたが、それでも大体どんなことを話しているかは
理解できました。しかし宮古方言は日本語にはないイントネーション
があり、濁音や破裂音が多いので外国語のような印象です。
そして時々挟まれる固有名詞だけが判って、とても不思議な感覚
に襲われます。話しているのを聞いている限りではあまり上品な
響きではないのですが、こうして歌にして聴くと美しい言葉使いに
聞こえるから不思議です。

最近は石垣島出身の新良幸人(あらゆきと)とユニットを組んだりして
活発に活動しているようで、今後が楽しみなアーティストです。

◆おばぁ/下地勇                    
画像 この曲は下地勇の「おばぁ」が「おじぃ」の死に
 よって深い哀しみにくれている様子を歌にした
 もので、「おじぃ」の死の悲しみを乗り越えて
 いく姿を歌ったものです。おばぁの姿を宮古方言
 で切々と歌っていてとても心に響いてきます。
 アコーステックギター1本で歌うこの曲は、忘れて
 しまった何かを想い出させてくれるようなそんな
 素朴で素敵な曲です。




◆「おばぁ」/下地勇 Youtubeより埋め込み
 ※ 現在埋め込みは拒否されるようです。下の直リンクからどうぞ


◆「おばぁ」/下地勇 Youtubeへの直リンク
http://www.youtube.com/watch?v=0Rjl0XOfhPM


◎その他のお勧め曲 youtubeへの直リンク

「一粒の種」/砂川恵理歌
  ※ この曲はあるガン患者の「一粒でいい。人間の種になって
    生きていたい…」という最後の言葉を聞いた看護士が感銘し、
    これに詩をつけて宮古のメルマガに投稿したところ、宮古島
    の下地勇の目にとまり、これに曲をつけて同じ宮古島出身の
    歌手である砂川恵理歌に歌うことを託した曲だそうです。



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