西平安名崎(にしへんなざき)

画像西平安名崎(にしへんなざき)は宮古島
の北西に伸びた半島で、美しい海に浮かぶ
池間島や池間大橋を間近に眺めることが
できる景勝地です。


◆行き方
西平安名崎(にしへんなざき)は宮古島市平良狩俣にあります。
八千代バスの「池間一周線」に平良(ひらら)から乗って約15分、
「狩俣」のバス停で降ります。バス停から西平安名崎の先端まで
は約2.5kmあって徒歩で約35分くらいかかります。



「西平安名崎」と先日訪れた「東平安名崎」はその名の通りに宮古島
の西と東の対称位置にある岬ですが、島は南北方向に長いので
「西東」というより「北南」の対称位置にあると言った方が近いかも
しれません。実際に宮古地方の方言では北のことを「ニシ」や「ニス」
と言っていて、北にある平安名崎ということで「ニスヘンナザキ」と
呼ばれていたものが、その当て字として「西平安名崎」になったと
いう説もあるようです。
そういえば宮古の人は今でも北風のことを「ニスカズ」と言いいます。
バスの中で地元の人がしゃべってましたが、どう聞いても西風に
聞こえます。西平安名崎は「池間大橋」が架かっている世渡崎と
平行する形で宮古島の北に突き出していて、地図で見るとカニの
ハサミのような形をしています。


■西平安名崎への入口
 「狩俣」のバス停で降りてバスの進行方向にしばらく進むと、
 池間大橋方向と西平安名崎方向に道が分かれます。
 左に進むと西平安名崎です。遠くにうっすらと池間大橋が見えて
 います。
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■風力発電の風車
 西平安名崎の半島部分を進みますが途中、海はほとんど見え
 ません。畑の中の道をしばらく進んで海が近づいてくると道沿い
 に風力発電の風車が3基見えてきます。この風車は通産省の
 「エネトピア構想」によって作られたものだそうです。エネトピア
 構想というのは正式には「沖縄エネトピア・アイランド構想」と言い
 その内容は、
 『太陽電池や風力発電などの自然を使った新エネルギーは大規模
  な発電力は期待できないが、沖縄の離島のように小規模な電力
  供給を必要とし、かつ自然に恵まれた環境においては経済的にも
  成り立つのではないかという構想のもと、実験的に実際の発電
  システムを作って電力を供給しながら調査を進めている段階の
  プロジェクト』
 ということのようです。
 でもここには元々は4基の風車があったものが何度かの台風の
 襲来によって全滅し、その後に3基が再建されたものなのだそう
 です。東平安名崎近くの保良にも風車がありましたが、これも同じ
 エネトピア構想によって作られたもので、こちらも以前に台風で
 全滅したそうです。
 そもそも台風銀座の沖縄に風車を作ろうという考えには無理が
 あるような気がしますが、さすがお役所、一度や二度の破壊では
 へこたれずに再建して調査を進めているようです。
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■西平安名崎
 風車の前を通り過ぎると「西平安名崎」と書かれた駐車場と展望台
 がある場所に出ます。東平安名崎からみるとかなりこじんまりとした
 雰囲気です。
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■展望台
 展望台からは池間大橋、池間島、伊良部島、大神島がよく見えると
 案内板には書いてありますが、今日はあいにくの小雨模様のため、
 伊良部島や大神島はほとんど見えませんでした。
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■展望台からの眺め 池間大橋
 展望台からは池間大橋がよく見えます。ちょうど橋の真横方向から
 眺める形になるので中央が高くなった美しい橋の全景を見ることが
 できます。今日は天気が悪くて靄がかかっていますが、天気が
 良ければさぞ美しい眺めだろうなぁ。。と感じさせます。残念。
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■展望台からの眺め 伊良部島方向
 反対方向の伊良部島方向の眺めです。霞んでいてよく見えません
 が沖には大きな船がいました。光の加減なのか海の上の宙に浮いて
 いるように見えて幻想的でした。船の左側にはかすかに伊良部島が
 見えています。
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■展望台からの眺め 公園全景
 展望台から眺めた公園内の様子です。海岸線に見えている東屋
 (あずまや)付近まで遊歩道が整備されていますが、東平安名崎と
 比べると規模の小さな遊歩道で5分もあれば回れてしまいます。
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■不思議な距離標識板
 展望台の横には木でできた各地との距離と方向を示す標識が
 立っています。そこに書いてあるのは「世田谷まで 1,900km」、
 「室蘭まで 2,420km」。。。って何で「世田谷」なんでしょ??
 東京とか日本橋とかであればわかりますが「世田谷」って。。
 「世田谷」という文字をみて驚くと同時に何か懐かしさも憶えて
 笑ってしまいました。。「室蘭」というのもちょっとローカルです。
 札幌とか函館にしてくれれば頭の中に地図を思い浮かべる人も
 多いと思いますが、室蘭というとはっきりとした位置が思い浮かばず
 漠然と北海道を思い浮かべてしまう人も多いと思います。
 もしかしてそれが狙いなのかも。。
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■岬の先端方向
 遊歩道から岬の先端方向を眺めたところです。遊歩道や展望台が
 あるあたりは岬の先端からはちょっと離れています。ここから先は
 道は整備されておらず、岩と草の上を歩いていく必要があります。
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■岬からの眺め
 岬の先端付近までやってきました。ここからは池間大橋がすぐ近く
 に綺麗に見えます。海がとても透明なのがわかります。宮古島は
 どこに行っても透明な海が広がっています。
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■透明な海
 岬付近は風が強く、大きい波が打ち寄せて白波が立っています。
 でもそこにある海は透明です。これだけ海が荒れていると海の中が
 攪拌されて濁っているのが普通と思うのですが、とても不思議な海
 です。
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■岬から見た池間島
 岬の本当の先端部分から眺めた池間島です。すぐ近くに見えます。
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■岬から展望台方向
 岬から展望台方向を眺めたところです。3台の白い風車が風景に
 よくマッチしています。一番左の風車の下に小さく見えているのが
 展望台です。こうして見るとかなり距離があります。
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■白い砂浜
 岬周辺はごつごつとした岩場ですが、東平安名崎のような高い
 断崖ではないので全体的には穏やかな海の印象を受けます。
 近くには小さな砂浜もいくつかあります。黒っぽい岩場の中に
 白い砂があるので白がより輝いてみえます。そして透明な海と
 白い砂が創り出すエメラルドグリーンが美しく光っています。
 暗い曇天なのにこれだけ輝いて見えるのは驚きです。
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西平安名崎
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